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これらは原則として銀行と企業の相対交渉である。
一方、店頭に金利を掲示し、顧客からの申込みを募相対マーケットとマスマーケットまず相対のマーケットについて振り返ってみよう。
80年代の終わり頃は各銀行が業績を伸ばすために貸出先の獲得を競いあっていたが、長期プライムレート(興長銀ベース)を下回る金利を提示して大口の不動産関連案件を奪いあう例が多発した。
その理由は、@当時のプライムレートが都銀など普通銀行の運用金利のベースとして適切でなかったこと(その後短期、長期ともプライムレート設定方法は相次いで見直された)、A貸出自体のリスクを過小に評価していたことの二つがあったと考えられる。
とくに重要なのはAの金利自由化は貸出金利競争をもたらしたかる貸出もある。
住宅ローンや消費者ローンがそれであり、取引の程度により若干の優遇がなされることはあっても、基本的には事前に銀行が決めた金利で貸出が実行される。
小口預金同様のマスマーケットである。
要素であり、担保でカバーされている不動産関連案件であれば貸倒れリスクは低いと判断して、各金融機関が競って好条件を提示していたとみられる。
マスマーケットのローン金利などでもこうした競争がみられた。
しかしそれは主に住宅ローンや住宅を担保とした使途自由のローンについて、相対貸出と同じような事情から金利の値引きが行われたのであり、無担保の消費者ローンなどではほとんど行われていない。
このように当時の金利競争は、不動産関連(担保)の長期金利が適用できる貸出について行われたと考えられる。
マスマーケット向けの無担保商品だと、個別に細かい審査を行うことは困難なので、画一的なスコアリングなどで対応することが多い。
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